無ければ作ろう!
バターが入手困難という話はパン好きの人には重大問題でしょう。私はパンにバターを塗らないので、ほうれん草のバター炒めでも食べない限りほとんど不要なのですが、「入手困難なバターを作っちゃおう!」という銀座の某飲食店の企画が面白そうだったので参加してみました。バターを作ったことありますか?意外と簡単です。
まず、純乳脂肪分35〜40%の生クリームを空き瓶に1/3くらい入れ、よく振ります。そのうち音が変わって、固形物のバターと液体のバターミルクに分かれます。それを取り出して、固形物をスプーンでこねてまだ残っている液体(バターミルク)をできる限りしぼり出したら完成です。
出来たら試食。最初は「無塩」のままパンにつけて食べましたが、フワフワで美味しい!振っている間に空気が入ってフワフワになるそうです。続いて、ひとつまみの岩塩を加えてパンにつけると、塩をちゃんと溶かしてないのでザラッとしてましたが、さらに美味しい!! とろっとした脂の舌触りだけでなく、乳の甘味が引き立つ感じです。そのあとお店の方の自家農園でとれたジャガイモにもつけたらあっという間に食べ尽くし、バターミルクも飲みましたが、これば本当に甘い!「牛乳ってこんなに甘さが隠れているんだ!」と驚きました。バターミルクは善玉コレステロールだけで出来ているそうです。
実は普通に買ったバターの方が安いです。瓶を振って作るのも結構大変だし。それでも自分で作ったものは安心安全で、第一に美味しい。食べると自然に笑顔になってしまいます。バターをちょっと作っただけですが、「あー、なんて贅沢なんだろう」とシアワセな気分になりました。
(ぶらりあん)
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