小さなことだけコツコツと
最近「エコ」に疑問や矛盾を感じるんです。――飲み物の容器は、マイカップでもらって洗剤で洗う方がいいか、紙コップでもらって分別して捨てた方がいいのか。出入りの激しい部屋の蛍光灯は、点けっ放しと頻繁に点けたり消したりのどちらが良いのか。地球を破壊したいとは思わないけれど、車に乗らないわけじゃないし、チリ産の鮭も食べるし。国際的な制度でも二酸化炭素の排出量取引ってなんか変な仕組みで、地球全体の問題は減ってない気がするし、カーボンニュートラルも地上のものは燃やしても大丈夫といいつつ、一度に木を燃やし過ぎたら光合成してくれる植物がなくなりニュートラルにならないと思うし。――考えるほどよくわからなくなります。
人間がこれほど一気に地球を破壊しているのはこの50年〜100年くらいで、自分達がこれほど破壊していることに気づく間もなかったから仕方ないです。生活を良くしたいと思うのは当然なので、その足を引っ張るような古いモノ・コトはどんどん捨ててしまって、この状況なんでしょう。「このままではまずい!これ以上悪くしたくない」とやっと思い始めたのが21世紀ですね。
私も難しいことは理解できないですけど、自分なりにできることをしています。目標は“少し昔”の生活。まずは、米のとぎ汁を植物の水遣りに使う。写真はそれです。下水に流したら河川汚し富栄養化を招くゴミですが、節水になり植物に撒けば液体の安全な肥料です。20年くらい前までは、町でも良く見かけた気がしますが、面倒なのでやらなくなったのと同じくらいに町でも見かけなくなりました。
他にも、エアコンはもともと苦手なんですが、部屋でも車に乗っていても、エアコンに頼らずできるだけ外気が入るように窓を開けます。この時期、通勤電車でもエアコンが入ってないときは窓開けると温度や湿気が下がるし、だいぶ空気が良くなります。食べ物も旬のものや近い産地のものがあるときは選びます。その方が美味しくて、傷みが少ない気がします。コンビニで必要のない箸やおしぼりはもらいません。会社では、30分以上かかる会議の前にはパソコンをスリープさせます。
そんな行動をしているだけなのに、意外にも「ロハスな生活してるね」と言われました。ロハス!?・・・なんかピンときません。相変わらず車には乗るし、それを止める気はないんですが、小さなことだけでもコツコツやっていけば、少しはいい結果になるという意味なんでしょう、きっと。この程度なら無理のない行動ですから、当分続けられます。
(ぶらりあん)
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