新橋の憩いの空間
今まで新橋については、私の営業時代の担当地区であったこともあり、何度か紹介してまいりましたが、もう15年以上も前から変わらない不思議な空間のお話をしましょう。夜、新橋にてお客様との打合せも終わり、少しアルコールも入ったこともあって、しばらく新橋の夜風に当たりながら歩いていました。
時間もまだ遅くなかったので、昔よく足を運んだニュー新橋ビルの2階に行き、30分だけマッサージをしてもらおうと思いました。2階に上がるとそこにはいつもマッサージ店が多く並んでいます。その多くは中国式のマッサージで従業員も中国人の方が多いようです。大阪から東京に転勤して、新橋を担当したのが17年前。初めてニュー新橋ビルの2階に訪れた時もほとんど同じ光景でした。当時はなぜマッサージ店がこんなに多いのだろうと不思議に思ったものでした。
前を通るたびに、たどたどしい日本語で声を掛けてくれます。これだけ多いとどこに入るか悩んでしまいますが、何となくフィーリングのあったお店に入り、速攻で着替えをし、マッサージ師さんに体を委ねました。店内にはサラリーマンと思われる先客が三人おられました。皆気持ち良さそうに横たわれ、一人の方は気持ち良すぎたせいかいびきをかかれています。私も早速肩を中心にお願いしましたが、見事なくらいカチカチで、こんなに硬い肩初めてとマッサージ師さんもびっくりしていました。最近筋トレを始めていたのになぜこんなに凝っているのでしょう。30分間ではなかなか肩もほぐれてくれないようで、何日か続けた方がいいよとマッサージ師さんにアドバイスを受け終了。今度来る時は最低1時間はしてもらおうと心に決めながら、もっと普段から体を動かさなくてはいけないと痛感しました。営業をしている頃は、仕事が早めに終わればサウナ&マッサージが定番だったのですが、最近はサウナや温浴施設もめっきり行かなくなり、マッサージもご無沙汰していました。
さすが新橋は、サラリーマンの街です。働き疲れた体を癒してくれる空間。ニュー新橋ビルはサラリーマンの憩いの場でもあるのです。初めて来た時は、何か違和感を感じたこの空間が、今ではなくてはならないと感じてしまうのは私だけでしょうか。
(所長)
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