今や死語?「銀ブラ」
今回は、久しぶりに家族揃って銀座へ行ってきました。このところ、家族一緒に連れ立つことがなかったこともあり、おいしいランチという餌で妻と娘をうまく釣ることができました。私自身も最近の銀座がどうなっているのか、休日の銀座を自分の目で確かめるべく、電車を乗り継ぎお昼過ぎには銀座に到着しました。
早速私の営業当時のお客様であったイタリアンレストランに直行かと思いきや、キムラヤのアンパンの前で一時停止、その後もブティックや人だかりがあるとその都度一時停止。目的のイタリアンレストランには、1時間後にようやく到着。この1時間がかえって食欲をそそることにもなり、ランチタイムのピークも過ぎていたためすんなりとテーブルに通されました。メインディッシュは鯛のエスカビッシュ、とどめのデザートはマンゴーのパンナコッタと女性達は大満足。
私も機嫌のいい二人からの許可もあり生ビールをおかわり。食後は銀座をぶらぶらとすると思いきや、三人それぞれ別行動。妻はもっぱらウィンドウショッピング、娘は本屋、そして私は街並みや人の観察のためあっちこっちと探索。こういう時に携帯電話のありがたさをつくづく感じてしまいます。
休日の銀座は久しぶりでしたが、改めて大人の街と実感しました。ここは渋谷やハピ研のある南青山とも全く違う風景です。街の雰囲気自体が落ち着いていて、歩く人も実年齢より高く見えてしまいます。時間が経つにつれ、銀座が自分の想定していた雰囲気と大きく変わっていなかったので、ほっとした気分になりました。その中で目に付いたのは和服姿の女性が散見されること、またショッピングをしている母娘のペアが意外に多いこと。20代の女性は母親との仲がいいとよく耳にしていましたが、まさにその通りと実感することができました。それに比べて我が家の母娘は全くの別行動。仲が悪いわけではないのですが、興味の方向が全く違っているため、普段の買物の時もいつも別行動のようです。中学生なんだから、もう少しファッションやおしゃれに興味を持ってほしいと思うのですが、これも時間が解決してくれるのでしょう。
妻は、同窓会に着ていく服を、娘は気に入った本を数冊購入し、各々満足な時間を過ごしたようです。私はというとただただ銀座をブラブラしていただけで、「銀ブラ」していたと言うと、古臭い言葉だねとつっこまれる。確かに最近あまり聞かないなーと思いつつ、内緒でもう一本缶ビールを飲んだことはとても言えませんでした。
(所長)
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