ハピブログ ちょっと寄り道|ハピ研メンバーがみつけたちょっとした発見や出来事を紹介!

「ほんがら松明」〜ドキュメンタリーから考えること。

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先日、「ほんがら」という感動的なドキュメンタリー映像を観ました。
このドキュメンタリーを観ながら、記録を残す、という行為とその効果について考えました。

これは、滋賀県近江八幡市島町という琵琶湖のほとりに位置する風光明媚な農村集落でのお話。
この地域に千年以上も続く「松明(たいまつ)祭り」で、「ほんがら松明」を約50年ぶりに復活させようとしている老人たちに密着した映像です。


「ほんがら松明」とは、「菜種ガラやヨシなどの天然素材で作るエントツ状の巨大な松明」。
この「エントツ状」というのが大変なシロモノで、そうそう簡単に作れるものではなく、最近では、「どんがら松明」と呼ばれるエントツ状ではない松明しか作っていなかったそうです。

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菜種ガラの収穫からはじまり、その作り方は、地元で生まれ育った70歳以上の老人約15名の記憶をたどるのみ。各人の記憶にズレもあります。が、そのズレをすり合わせながら、「ほんがら松明」は出来上がっていきます。たぶん最終目標のイメージが強烈に共有されているからでしょう、記憶のすり合わせ作業はさほど大変ではなさそうです。そんなやりとりや、作り方もあらためて映像で記録されていきます。

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松明の芯を作るために必要な、自分の身丈をはるかに超える背の高い竹を刈り、運び、またその竹を割(さ)き、竹をしならせ輪を作っていく作業など、見ているだけで力のいる作業を、老人達は50年ぶりとはいえ、手馴れた作業でこなします。この手さばきは本当に見事。途中から村の若者も参加しますが、まるでうまくいきません。必要なのは「力」だけではないということがわかります。

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松明ができあがっていくシーンの合間合間に、老人達の、祭に対する想い、地域への愛着、後継者や未来への期待、等々が語られます。カメラを向けられて、少しはにかむようでいて、それぞれが意志のある言葉をもってお話になります。たぶん、これまで誰に対しても語られてなかった想いもあるかもしれません。記録を残す、という行為を前にして、あらためて引き出された、とても大切な想いです。


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また、その想いを句にしたものが映像の合間に差し込まれます。これも言い得て妙な名句ばかり。句を作るという行為はいろいろな感覚をひとつの制約の中にダイジェストするクリエイティブな作業です。老人達は、この句を作成するときも、きっとさまざまなことを想起したのではないでしょうか。絶妙な構成と編集がなされているな、と思いました。

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映像は、祭の進行をどうするかというところで生まれる老人と若者たちのギャップも映し出していきます。
最終的には、祭の日には、多くの男達が祝い酒を飲み交わし、壮絶な火付けをやり、立ち上り燃え盛る松明を、最後には本当に「呆然と」見上げます。
それはそれは、壮観な祭のシーンでもあり、「感動」を共有するということが世代や時代を超え「心」をつなげていく、ということを見事に映し出していました。その激しく燃える「ほんがら松明」ができあがるまでのプロセスと、その炎の美しさが、まさしくその「つなぎて」の在り方を象徴するものでしょう。

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この映像を企画制作をしたのは、近江八幡を中心に活動する地域プロデューサーズ「ひょうたんからKO-MA」という市民団体。
この団体の「ミッション」はズバリ「農村再生」と言い、農村内のコミュニティの希薄化、世代間コミュニケーションの欠如、伝承文化の衰退、生活の智慧の消滅、地域生態系の崩壊...といった深刻な課題を解決するため、ともに考え、彼らのもてる技術(たとえば映像を作る)をもってサポートしています。

今回のこの映像を見て、感動するとともに、この団体の「しかけ」作りの見事さを思いました。映像という技術で、時代を編集しなおすということ。編集されなおす地域の歴史に、撮影という行為を通じて、今そこに暮らす人の想いを介在させること。
また、変わりゆくものを悲しんだり憂うだけではなく、その過程を記録し、伝え残していくこと。また、残し伝えていくその方法をともに考えていくこと。そして、こういった作業を地域で地道に行っているということの重要さを感じます。

これらの作業は記録としてDVDという媒体にコピーされ、時代を超え、多くの人の手にわたっていくということにも大きな意味があるでしょう。(実際に、このDVDは2000円で販売されています。)


たくさんの知恵や経験や技術が「想い」とコラボレーションして「ステキ」が生まれていくんだなと思いました。
次にこのNPOが次にしかけているのが「遺言」というプロジェクト。これも非常に興味深い活動です。


★写真提供:ひょうたんからKO−MA

★「ほんがら」 監督・撮影・編集:長岡野亜/特別協力:原一男
*ドキュメンタリー「ほんがら」公式HP クリック→http://gonza.xii.jp/mura/

★地域プロデューサーズ ひょうたんからKO-MA(こま) ブログ クリック→http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/405/
*「遺言」プロジェクト クリック→http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/405/1920222#1920222

(ハナコ)

半世紀前のデザイナー誕生

%8C%DC%89%F1%81i%82P%81j.jpg%8C%DC%89%F1%81i%82Q%81j.jpg先日「1950年代日本のグラフィック」企画展が、凸版印刷様の印刷博物館で開催されましたので、早速行ってまいりました。この企画展は、4月19日から7月6日まで開催されており、1950年代の各企業より集められたグラフィック関係資料を約500点展示されています。1950年代といえば戦後の混乱も落ち着き高度経済成長へ向かう時期であり、グラフィックデザインの黎明期ともいえるでしょう。

また、私がこの世に生まれた時代でもあり、何かノスタルジアを感じながら江戸川橋駅から歩いていきました。印刷博物館は、有楽町線の飯田橋と江戸川橋のやや江戸川橋寄りといった立地で、駅から7〜8分かかりますが、私にとっては運動不足の解消にちょうどいい距離といえそうです。

%8C%DC%89%F1%81i%82R%81j2.jpg受付を済ませ入場をすると、まずはプロローグ展示ゾーンになり印刷の世界について紹介されています。そして今回のテーマである企画展示ゾーンに進みます。入ってすぐのところに何と当社のポスターを発見。それは1950年のポスターで、大日本麦酒?は1949年に過度経済力集中排除法により、朝日麦酒?と日本麦酒?に分割されましたが、そのことを告知する内容でした。具体的にいうと朝日麦酒は、アサヒビールと三ツ矢サイダーの商標を引き継いだことを明示したもので、デザイン的には古き時代を感じさせるものでした。また、パズル形式のポスターもあり、縦横(6×7)の升目に縦にアサヒビール、横に三ツ矢サイダーと書かれ、アサヒの「サ」とサイダーの「サ」を重ねるように表記し、空いた升目に文字を入れて文章にした変り種的なものです。皆さんもお時間があった時にでも、このパズルを完成させてみてはいかがでしょうか。しかしこんなポスターがあったとは、恥ずかしながら全く知りませんでした。その隣には同業他社のものもあり、当時の懐かしいラベルを見ながら半世紀前のデザインの世界に吸い込まれていきます。ちなみに私が生まれた1957年は、当社が当時最高の品質を謳った新商品「アサヒゴールド」の発売された年ですが、発売時のポスターも展示されていました。

当然ビールだけではなく、菓子、煙草、雑誌、百貨店の包装紙、コンサートの案内等ポスターやパッケージそのものも展示されていて、そこはまるで半世紀前に戻った生活空間が存在しているかのようです。多くは当時の時代を感じさせるようなデザインでしたが、中には今でも違和感がなく十分通用しそうなデザインも散見されました。そういったデザインは、当時の大衆にとってきっと受けはよくなかっただろうと思いつつ、逆にいつの世にも時代の先を読める人っているものだと感心してしまいます。また、デザインは絶えず進化をしていることも実感できます。デザイナーの方は元より、一般の方がご覧になっても十分楽しめる内容かと思いました。

展示品を見ているうちに、昔よくテーブルに置いてあった煙草のパッケージや子供の頃に口にした菓子、何となく見覚えのある雑誌の表紙、どれを取ってもそこには両親の存在が見えてきます。両親にとっては、元気一杯だった20代のデザインです。最近あまり両親宅に顔を出していないので、今度行ったついでに印刷博物館に連れて行って、青春を取り戻してもらおうかなと思いました。(65歳以上の方は入場料は無料です)

(所長)

東京湾の遊び

%82%B7%82%BE%82%C41.jpg「東京湾なんてただの汚い海で、そこで遊ぶなんて以ての外だ」と思っている方も多いでしょう。でも実は意外と遊べるんです。この日曜日、友人の誘いで「簀立(すだて)」という房総で古くから行われている漁をレジャーとして楽しんできました。これは浅瀬の沖合の海中に、ぐるっととぐろを巻くように高さ2mの簀を立て仕掛けにして、満潮時入った魚を干潮を待って捕らえる漁です。


%83A%83N%83A%83%89%83C%83%93%82P.jpg今回はアクアラインのすぐ脇にある。木更津の船にお世話になりました。集まった仲間は50名以上。レンタルの胴長靴を履き、2艘に分乗して、朝8時半に出船!・・・といってもビューッと走って遠くに行くのではなく、せいぜい1kmくらいの沖合いにある仕掛けまで、ゆるゆると進み出るだけで、船酔いの心配もないほど。仕掛けに着いたら、船長がジャポンと海に入って驚くけれど水位は太もも、70cmくらいでしょうか。船を結び付け錨を下ろしてエンジンを上げると見る見るうちに水位が下がり、船は浅瀬に乗り上げ固定された状態に。この遊び、時間を守らないとココにたどり着けないので、遅刻は許されません!

%8AL1.jpg海には危険な生物(エイなど)も居ますので、それが居ないことを確認してもらい、みんな海の中へ。その頃には水位もふくらはぎくらいで、子供でも楽に移動できました。仕掛けや潮が引いて現われた砂浜へ行き、スズキ、ボラ、ネコザメ、ヒラメ、タイといった魚を網ですくったり、青柳、アサリ、赤貝などの貝を熊手で掘り出して獲ったり。色々な生き物(食べ物)が東京湾にも居るんですね。その間、料理する船では、海の幸の天ぷら、%97%BF%97%9D%82P.jpgエイの煮付け、アサリの味噌汁、海苔の酢の物などを用意していて、獲れたスズキやタイもその場でさばいて刺身に。遊び疲れてちょうどお腹が減った頃、それらの料理が食卓に並び、カモメが飛び交う空の下で美味しくいただきました。

帰りも潮まかせで午後12時半ころ、潮が満ちて船が海に浮かんでから錨を上げて、エンジンを下ろして、ゆっくり動き始めます。帰りものんびり、人間が歩くくらいの速度で元の場所へ。大漁だった青柳をクーラーボックスに詰めて、帰途につきました。天気は曇りで風が強く、少し寒かったけれど、非常に楽しめました。東京湾も捨てたもんじゃないです。

(ぶらりあん)

老後の楽しみ?に

先日、定年でご退職される大先輩とお話する機会があり、退職後はどのように過ごされるのかをお伺いいたしました。取りあえずゆっくりお休みになられるのかと思っておりましたら、山登りにゴルフやジム通いをし、空いてる日には週二回ぐらい碁会所に行かれる予定とのことでした。退職後もご自分の趣味を持たれ、積極的にやっていこうとされている姿は頼もしく、羨ましささえも感じました。高齢化の進む世の中ですが、元気なシニアは益々増えていくことでしょう。

私自身もそろそろ老後のことを考えなくてはならない年になり、自分だったら何をするだろうかとふと考えてしまいます。そんなある日、お客様との約束で新橋のあるビルに行った帰り、ふと横を見れば碁会所を発見。
%8El%89%F1%82P.jpgここは外からも中を窺うことができたので、ちょっと覗いてみました。平日の午後にも関わらず席の7割方は埋まっており、皆真剣に囲碁を打たれています。50代半ばから70代ぐらいの方が30名ほどおられたでしょうか。先日の大先輩のお話しではないですが、今後定年退職される方々が、ご自分の趣味を生かす空間として利用されるには面白い場所だと思いました。そう言えば、私自身も学生時代に老後の楽しみにでもなるかなという気持ちで、囲碁を少しかじったことがありました。


%8El%89%F1%81i%82Q%81j.jpgそもそも碁会所という所は、囲碁をするための場所ですが、例えばこの碁会所の場合、席料(入場料)の500円を支払うだけで、一日中お客様同士で囲碁を楽しむことができます。あらかじめ自分の棋力を受付の方に申告し、碁会所のほうで対戦相手を決めてもらい、1局勝負がつくと次の対戦相手を決めていただきまた戦うのです。夜は午後9時まで開いているとのことで(開店は午前11時)、一日に10局以上対局される方もいるとか。お金があまりかからないこともいいことですが、囲碁は先を読むゲームで頭と指先を使うため、老後のボケ防止につながるとも言われています。またこういった場所に行けば、新たな出会い、趣味を共有する友人も作ることができそうです。対局後、碁会所で知り合った仲間と近所で一杯飲んで帰るなんてこともあるでしょう。但し、こういった場所には若い人や女性はほとんどおられません。確かにおしゃれな感じもしませんし、老人同士煙草を燻らせながら黙々と囲碁を打ち合う姿は、気軽に寄り付きにくい雰囲気もあります。しかし、確実にシニア層は増加していきますし、こういった場所にも今後ビジネスチャンスが隠れていそうです。

最近インターネットで対局を楽しむ方も多いと聞いていますが、囲碁のようなゲームは勝負が終わった時にお互い「こうすれば良かった」「こうしたらどうやってた?」等言い合うこともまた楽しみの一つなので、碁会所が廃れることはないでしょう。また、こういった場所には、不思議とアルコールを扱っていない所が多いです。ビールを飲みながら初対面の方と囲碁を打つのは、相手にとって失礼なことなのでしょうが、煙草は平気で吸われています。碁会所にも禁煙スペースや飲酒スペースがあると、もっと楽しめそうな気がします。

一時「ヒカルの碁」というアニメが流行り、囲碁のブームが起こったと言われているようですが、実際にはまだまだ浸透しているわけではありません。囲碁は、碁石を互い違いに打って、最後はどちらがたくさんの陣地を取ったかを競うゲームです。ルールも決して複雑ではありません。また、戦略の構築力や大局観、忍耐力、計算力、センス等が磨かれる大変知的なゲームだと思います。老後に夫婦で囲碁を楽しむなんて、けっこうおしゃれではないでしょうか。

(所長)

春のガーデニング

桜も散って、日ごとに暖かさが増していますが、これからの季節は植物にとってもいい季節になります。
O-garden.jpg写真は、我が家で育てている花たちです。手前が、さくら草とリナリア(姫金魚草)。この2つはお隣のガーデニングのお師匠様からいただいたものです。リナリアは切花にしてお家の中にも飾って楽しんでいます。また、奥の花壇はノースポールとデイジー。ぽかぽかの暖かい日差しを受けてすくすく育っています。
昔、父親がガーデニング(というより昔なので園芸?)が大好きで、家の周りに季節の花々を植えていました。その時は、とても身近だったはずなのですが、当時の私は全く興味がなく、「花なんて育てて何が楽しいんだろう?」と思っていました。
時は流れ、子供も学校に行くようになり、そろそろ自分の時間も増え始めたある日のこと。ふと思い立ち、「よにいふ“があでにんぐ”なるものをしてみんとす。」と始めてみるとこれが思いのほか面白いということが分かりました。
「はは〜ん。さては親父はこんなに面白いものを子供にさせるのはもったいない!と思ってたな。」などと、勝手に想像しながら、毎日、毎日土いじり。日々変わりゆく植物の姿を見ていると、なんとも心が癒されます。咲く花によって季節を感じることができますし、何よりも生命が育っていく姿を見ることができるのはとても楽しいものです。
また、スポーツなどの趣味の場合は、年をとってから始めると体力がついていかず、もう少し早く始めていれば良かったと思うことも多いのですが、ガーデニングにはその心配もありません。もし、心が癒されたいと思う方がいらっしゃいましたら、春はガーデニングを始めるのにとっても良い季節です。是非この週末はホームセンターなどのガーデニングコーナーを覗いてみてはいかがでしょうか?花々をじっと見ていると、きっと新しい発見ができること間違いなしですよ。
(Dr.たま)


所沢航空記念公園

最近、我が家では週末になると車で15分ほどのところにある所沢航空記念公園へ出掛けます。ここは野球場をはじめ運動施設やイベントゾーンがあり、なかなかの人気スポットと言えます。しかし、私達の目的は違うところにあります。「ドッグラン」という施設を利用しに行くのです。

%8EO%89%F1%81i%82P%81jP506iC00215.jpg%8EO%89%F1%81i%82Q%81jP506iC00216.jpgそこは家庭で飼っている犬が、他の犬と一緒になってリードなしで自由に走り回れる空間です。我が家でも昨年から小型犬を飼い始めたのですが、散歩で外出する以外ほとんど家の中で過ごしているため、家族以外の人や他の犬との触れ合いはほとんどありません。そのためか、人や他の犬に対してかなりの警戒心を持っているようです。そこで、この施設を通じて、愛犬にもっと社交性を持ってもらおうと通い始めたのです。

「ドッグラン」は大型犬のコーナーと小型犬のコーナーとがあり、我が家のチワワは当然小型犬のコーナーですが、そこでも小さい部類になります。思った通り、初めて来た時は、他の犬を怖がり尻尾も垂れ下がり、ベンチの下や飼い主の足元から離れず、他の犬が近づくと逃げたり、逃げ場を失うとその場で固まってしまいます。他の飼い主さんが近づいて来ても決してなついていかず、かなりの人見知りであると思いました。それが2回3回と重ねるうちに、徐々に慣れ始め他の犬と臭いを嗅ぎあったり、追いかけっこをしたり、尻尾もだんだん上向いてきています。しかし人に対しての警戒心はなかなか取れず、また自分よりも大きな犬に対しては、相変わらず尻尾を巻いてすぐに逃げ回ります。他の犬を見ていると、その性格の違いがよくわかります。無邪気で飛び回っている犬、のんびりとマイペースな犬、何かと因縁を付けたがる犬、知らない人にも愛嬌を振りまく犬と色々ありますが、我が家の犬のように怯えている犬にはなかなか遭遇しません。もう少し修行を積ませなければならないでしょうか。

こういう施設で大切なことは、飼い主は常に飼い犬の様子を確認していることです。特に糞の後始末は、他の人の迷惑にもなるのできちんとしなくてはなりません。ある犬が私の近くで糞をしていました。普通は飼い主がすぐに来て後始末をするのですが、誰も来る気配がありません。私も飼い主を確認できたら注意しようと思っていると、明らかに飼い主ではないジャージ姿の中年男性が後始末をしました。最初は施設の人かと思っていましたが、一般の飼い主の方で他のところでも糞の始末をされていないのを見つけると、黙って自分で後始末をしていました。この姿を見て、私自身注意することしか考えなかったことに恥ずかしさを覚えました。他人の犬の糞の後始末は、決して気持ちのいいものではありません。しかし、こういった不快に感じることを自ら進んで対処する人こそ本物の愛犬家と言えるのでしょう。そしてそういう方によって、誰もが気持ち良く楽しめる「ドッグラン」が支えられていると言えます。飼い主の方は、くれぐれも飼い犬の動きには気を配りましょう。

%8EO%89%F1%81i%82R%81jP506iC00216.jpg先週末の所沢航空記念公園は、桜の花も今や満開といったところでしょうか。犬の遊びの次は、家族で花見がてらの散歩をし、春の訪れを肌に感じながらひとときの休日を楽しんでまいりました。

(所長)

まだまだ新しくなるシブヤ。

久しぶりのブログです。そしてすっかり春ですね。
今年の春は昼間ポカポカ、夜はひんやり。おかげで、桜もよく持ちました。

さて、ブログは書いていませんでしたが、その間もステキな人にたくさん出会いました。

ハピプロでも取材させていただいた、シブヤ大学の学長の左京泰明さん、それから「志」をもったCSR誌「オルタナ」編集長の森摂さん。そして、日本の女性をステキにしたいという想い一心で生み出したグロスがヒット中の、ヒート・ジュエリーの石原久真子さん。皆さんに共通していることは、「今よりもシアワセになれること」を徹底的に考えておられること。そして、もうひとつ、実は皆さん「渋谷」がキーワードな方々。実際、今の「渋谷のオモシロさ」についていろいろな角度でのお話を伺うことができました。

そして、先日、森さんから渋谷つながりで、「学生団体Symbol of Life(以下SOL)」の皆さんを紹介していただきました。

SOLは「『全ての若者をソーシャルクリエイターに』をミッションに掲げ、未来を創る若い世代が 今よりももっと社会に関心が持てるような、そんな価値観を広げるために活動をしている学生社会起業プロジェクトチーム」とのこと。大学も出身地も目標もばらばらな仲間、でもみなが共通してもっていたのが『一人でも多くの人を幸せにしたい』という志だった、とそのHPには書いてあります。
そしてメインの活動として行っていることのひとつが「シブカサ」。
これは、まだまだ使えるのに放置されたり忘れ物にされて処分されそうになってしまう渋谷のビニール傘たちを回収しちょっとオシャレにデザインして再び渋谷の街に無料レンタル傘として貸し出すプロジェクト。その傘(シブカサ)はシブカサ提携店のカフェや本屋さんに置いてあり誰でも気軽にしかも無料で借りることができ、使用がすんだら提携店に返しに行く、そうすると アースデイマネーという渋谷で使えるクーポン券50r(50円相当)がもらえる、というシステムです。

そもそも、どうしてこの「シブカサ」というシステムを思いついたのか、と質問をしたところ返ってきた答えに驚きました。「あるとき、雨が降っていて傘を持っていなかったんです。そのとき、ああ、傘があればなぁ、みんなも濡れないですむなぁ、って思ったんです。」 「え!たったそれだけのこと?たったそれだけのことで、ここまでのシステムを考えたの?」と思わず聴き返してしまいました。

この発想の軽やかさ。

私だったら、せめて「明日から出かけるときはカバンに携帯傘をいれるようにしよう」くらいの発想で止まるところです。

また、このシステムのすぐれているところは、借りた傘をお店にもどすと持っていった「私」は「アースディ」という地域通貨がもらえる、ということと、そしてお店の側からすれば、再度お客様が来てくれるという点。ここにそれまでになかった新しいタイプのコミュニケーションの可能性があると思うのです。この再度同じお店に訪れる、また再訪してもらうということ、この機会−チャンスをそれぞれの立場で捉えなおせば、新しいサービスなり、新しい生活スタイルの発見、があると思うのです。


面白いです。

シブヤという街で、生まれている新しいモノやコト、そしてシアワセを想う時間。
しばらく目が離せないなーと、青山ハッピー研究所にて思うのでした。

シブカサが置いてあるお店は、以下のHPでわかります。携帯サイトにもなっていますので、ぜひ登録してみてください。

★シブカサMap クリック→http://www.shibukasa.com/map/pc.html
★シブカサとは クリック→http://symbol-of-life.net/shibukasa.htm
★SOL クリック→http://symbol-of-life.net/http://symbol-of-life.net/


★シブヤ大学 クリック→http://www.shibuya-univ.net/
★オルタナ  クリック→http://www.alterna.co.jp/

     ・・・なお、シブヤ大学の左京さん、オルタナ編集長の森さんへのインタビューは、
     当コンテンツの「ハピプロ」コーナーに掲載しています。
     ぜひご覧ください。

★Heat jewery クリック→http://www.heat-jewel.com/

(ハナコ)

39年ぶりの恩師との再会

以前、私の出身中学、高校についてブログに記述いたしましたが、今回はとうとう小学校の話題になってしまいました。と言うのも先日、ハピ研の事務所に私の小学校の恩師が来られました。突然の訪問にたいへんびっくりしまたが、それ以上に胸が熱くなるような大きな感動を受けました。

私が小学校の5年、6年の担任だった先生で、小学校の卒業以来の対面です。卒業後、年賀状のやりとりは続いていたので、お住まいが渋谷区神宮前で南青山のご近所ということは存じておりましたが、こんな形でお会いできるとは夢にも思っておりませんでした。

先生は、70歳になられておりましたが、39年前のスポーツ刈りで明るく男らしいイメージは全く変わっておりませんでした。広尾病院に通われる途中に私の勤務する事務所があったのを思い出され、お寄りしていただいたとのことでした。昔の教え子とは言え、会いに来ていただいた行動力にも感謝です。

先生は、私が小学校を卒業したと同時に「青年の家」に勤務されました。小学校の卒業生としては私達の代が最後ということもあって、私達の中学の入学式と卒業式には仕事の合間を縫って来られ、陰から見守っておられたことを伺い、目頭が熱くなるのを感じました。その後教職に復帰され最後は校長になられ定年を迎えられたとのことでした。

私が当社へ入社して10年間、毎年試飲用にビール券を1枚、友人、知人に贈っていましたが、その当時のことをしきりにお礼を言われ、アルコールは体質的に受け付けないが、サイダーをいつも愛飲していたよとおっしゃっておられました。当時私は、当社のファン作りのために自分の出来ることは何でもやってみようと思って行なっていたことの一つですが、こんなに喜んでいただけ「贈ってよかったな」とほっとした気分になりました。これを機会に、私の小学校のクラスメイトを集めて、先生との食事会を是非やりましょうと約束を交わし、わずか20分ほどでしたが先生は病院に向かわれました。

%89%B6%8Et.jpg早速、帰宅後押入れの奥をゴソゴソしながら昔のアルバムを探していると、やっと見つけました。「渋谷区立笹塚小学校昭和44年卒業アルバム」最初の頁だけが、学校全体をカラー写真で撮られており、他の頁はすべて黒白写真。当時は、まだカラー写真が広く普及されていなかったことが窺えます。久々に見る同級生や先生方は、今でもそのままの姿でどこかにいるような気がしてしまいます。今日お会いした恩師も、もっと背が高いと思っていましたが、それは当時小学生だった私から見れば当然のことです。

私のクラスである6年3組を見ると、幸いながら年賀状だけのお付き合いの人が1名、中学校の同窓会で会った方が数名いました。いずれも連絡を取り合ったりしたことは一度もない人ばかりで、果たしてどれくらいの人が集められるか不安です。しかし、わざわざ会いに来ていただいた恩師に対する恩返しのためにも、一人でも多くのクラスメイトを集めて、食事会を開催しようと心に決めました。

(所長)

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