セミナーと勉強会の合間に
仕事柄、社内、社外問わずセミナー、報告会、プロジェクト、勉強会といったものに参加することが多く、先日も午前中は品川でセミナーに参加、午後からは本郷の東京大学にて勉強会に参加してまいりました。いつもならばセミナーや勉強会の内容をご報告しますが、今回は趣を変えてセミナーと勉強会の合間の時間に経験したことをご報告いたします。
品川のセミナーが午後1時前に終わり、勉強会が午後3時から本郷にて開始します。その合間にハピ研に戻るのも中途半端だし、昼食はどこで食べようかと考えているうちに、ふと品川からの地下鉄ルートを見てみると、東京大学の近い駅の中で春日を発見。その隣の駅は白山。そうだ、私の出身高校のある白山なのです。高校時代は学校に食堂がないため、いつもお昼は外食をしていました。そんなこともあってちょっと遠回りですが、白山で昼食を取ろうと思い地下鉄に乗車しました。約30年ぶりでしょうか。白山駅からの登り坂は全く変わっていませんが、商店街のお店はすっかり変わってしまったようです。高校時代に利用していた店など覚えてもいませんが、いかにも古そうなラーメン屋さんがあったので、そこでラーメンチャーハン定食をいただきました。帰り際に、私が高校に通っていた昭和47年〜50年にお店は営業しておられたのか聞いてみましたが、昔の事でわからないとのご返事。しかし、高校時代のほのかな香りを感じたような気がします。
その後、母校である都立向丘高校の前にやってまいりました。せっかくなので、中に入り事務室へ行き、少し見学できるかと尋ねましたが、あいにく卒業式も近いためその準備に職員さんも忙しく、日を改めてくれればご案内するとのことでした。当然、私の在学中におられた職員、事務員さんはどなたもおられませんので、ここは退散するしかありません。残念ながら教室や校庭、体育館など直接見ることはできませんでしたが、その当時の記憶が頭の中で鮮明になるのを感じました。
高校1、2年の頃は、ここから水道橋の講道館へ毎日柔道の練習で通い、3年の頃は御茶ノ水の予備校にバスで通ったり、また色々な遊びもこの時期に覚えていたものです。高校時代に初めて体験することは、子供から大人になりつつある自分自身にとって大きな影響を与えたと言えます。中学校の思い出が甘酸っぱいと表現するのであれば、高校時代の思い出はほろ苦いことが多かったような気がします。
母校から東京大学までは歩いてちょっとの所。東京大学には高校時代にあまり訪れることはなかったですが、御茶ノ水からバスで通学していた頃は、毎日東大の赤門、正門、農学部と前を通っていたものです。また、その後二人の弟達がお世話になることもあったり、何かと縁深いものを感じてしまいます。皆さんも自分の通った学校やその周辺の街並みは、一生忘れることはないと思います。今回は残念ながら母校を見学することはできませんでしたが、機会があれば思い出の詰まった校舎を歩いてみたいですね。
(所長)
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