ハピブログ ちょっと寄り道|ハピ研メンバーがみつけたちょっとした発見や出来事を紹介!

『明日の準備をする』

新年あけましておめでとうございます。

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今年は年末年始のお休みが例年より長かったこともあり、掃除も少しだけ念入りに、そして御節作りもレパートリーをひろげてみたりしました。残念だったことは、大量に仕込んでおいた松前漬をうっかり腐らせてしまったこと。涼しいところに置いておいた「つもり」が敗因。
三が日が思いのほか暖かかったせいで、腐敗菌に思いっきりかもされてしまったのでした。無念。


初モノ買いは、『プラネットアース』のDVDセット。
これはテレビでご覧になった方も多いかと思いますが、2006年からNHKで放映されている大迫力自然ドキュメンタリーです。とにかく映像のスケールがすごい。たとえば、アフリカで17年に1度だけ羽化をするというセミ、その数1兆匹超!続々と地中から這い出すセミの幼虫、そしてそこらじゅうの木々(というより森)を覆うセミセミセミ・・・とか、洞窟の中で自分の唾液を編みこんで巣を作るアナツバメの様子とか(この巣が中華の珍味「ツバメの巣」なのだそうで)、テレビの前では「ウォォォォォ」だの「ヒィィィィィ」だの「ギェェェェェ」という声しか出ないシーンの数々。BBCとNHKが共同で制作、撮影には世界中の選りすぐりのカメラマンが参加し、また撮影の機材、技術も最新最高のものが使われたというだけあります。また特にすごいのは、空からの映像。動物達が、撮影をしているヘリコプターの音で驚かないように強力な防震装置をつけ、超望遠レンズと超高感度ハイビジョンカメラを組み合わせて撮影しているとのこと。カナダの北極圏ツンドラでの300万頭のカリブーの大移動とそれを追うオオカミの姿とか、雪が降る砂漠で雪を食べて水分を補給するフタコブラクダの姿とか、想像をはるかに越えた自然の、その大きな大きな世界がをとらえられています。これは、地球とそこに生息する生命の偉大なる記録だとも思います。私は昨年の再放送を見て感動をし、DVDが出たときから欲しいと思っていたのですが、今年の自分へのお年玉として購入してしまいました。

次に今年の初観覧は、「サイレント・ダイアローグ」という展覧会。
(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]新宿初台/2月17日まで)
『プラネットアース』が最新技術の捉えた自然の「外」からの視点であるのに対して、この展覧会では植物や昆虫などの生物同士のうちなる「見えないコミュニケーション」をテーマにしてあります。ここでは生物の生態を調査して得た情報を可視(聴)化することが試みられています。たとえば、銅金裕司氏が開発した「プラントロン」(植物の葉等の表面に流れる微弱な電位変化を測定し音に変換するシステム)を使った作品「藤枝守+銅金裕司《Paphio in My Life》(2007年)」では、2メートル四方くらいの4つの台座にそのシステムが取り付けられた植栽が複数置いてあり、その間を私たちが通ったり立ち止まったりする影響で発せられる植物の生体電位を「音」に変換しています 。その音は天井からぶら下げられた反響板に跳ね返り本当にかすかな音として聞こえてくるのですが、その「植物の声」を耳を澄まして聴き取っていると、まさに「そこ」にその植物が生きているということをあらためて実感します。また、植物の種子の発芽に伴い発生する光(生物フォトン)を検出して展示している「安藤孝浩《生物フォトン:アレロパシー》(2007年)」 など。はかないけれど確実に生命の意志が宿っている自然界を感じます。原木に生えた椎茸の生体電位を音響として聴くマイケル・プライムの作品は、「ブキーっ」とか「バコンっ」などといった爆音系で、それがなんともお茶目で「椎茸よがんばれ!」という気にもなったりしましたが。

最後に今年の初読書は「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著/飛鳥新社)。
%96%B2%82%F0%82%A9%82%C8%82%A6%82%E9%83%5D%83E.jpg(本当はお正月は漫画ばっかり読みふけってました。)
この本、実は昨年本屋で積んであるのをみて「ありがちな啓発本かなー」と思い素通りをしていました。が、知り合いのブログの感想で「面白かった」と書いてあったので読んでみました。はい、確かに面白い。啓発本としてとてもよくできていて「面白い」という面と、声を出して笑ってしまうくらいの「オモシロイ」を備えた本です。「人生を変えよう」として何かを始めるけど全部三日坊主に終わってしまうサラリーマンの主人公に、大阪弁のガネーシャ(ゾウ/ヒンドゥー教の神様)が成功するための日々の課題を与えていきます。それらの「課題」として出される言葉はこれまで多くの成功法則本で見かけたもの。でも、それを「な?自分、成功したいんやろ?そやったらな・・・」と、そのガネーシャが超実践的な「成功習慣」にして伝えていきます、それもいちいち笑えるオチつきで。心に響いた箇所はたくさんあるのですが、なかでも今年の私の課題にしようと思った言葉を今日のブログのタイトルにしてみました。

ガネーシャいわく、
「孫子くんも言うてるがな。『算多きは勝つ』。事前に周到な準備を行い、それが勝敗を決めるてな。」「一流の人間はどんな状況でも常に結果を出すから一流なんや。常に結果出すにはな、普通に考えられてるよりずっと綿密な準備がいるねん。」


今年初のブログは少々長くなってしまいましたが、なんとなく動物(植物)つながり??
十二支もひとまわりし今年はスタートの年。
軽快に明日に向かって進めるようにしていきたいものです。

また今年も「ステキ」を求めてさまざまな場所やコトに触れていこうと思います。そして今年はこのブログでもライブな情報を発信していけたらと思っています。

どうぞ今年も青山ハッピー研究所をご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
皆様にとって幸多き一年になりますことを研究所員一同お祈りいたします。

(ハナコ)


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