ハピブログ ちょっと寄り道|ハピ研メンバーがみつけたちょっとした発見や出来事を紹介!

船のおはなし

年賀状、クリスマスときて、なぜか船のおはなし。脈絡も季節感もありませんが、私の気まぐれなのでお許しください。

浅草から吾妻橋を渡る途中にある乗船場。そこから水上バスが毎日定期的に出航しています。行き先は浜離宮、日の出桟橋、豊洲、お台場海浜公園といったところです。私も一度家族と日の出桟橋まで乗船したことがありますが、隅田川の風情を感じながら気持ち良く楽しめます。

浅草本社の行きと帰りに偶然出くわした二艘の水上バス。
%91D%82P.jpg%91D%82Q.jpg左が「ユアータウン」と言い、浜離宮〜日の出桟橋行き、右が「ヒミコ」と言い、お台場海浜公園行きです。「ヒミコ」は、著名な漫画家が「子供達が乗ってみたいと思ってくれる船」としてデザインした、宇宙船のようなかっこいい船体をしています。

船と言えば、島国である日本において昔から重要な交通手段であり、旅客機が発達するまでは外国に行くには船しかありませんでした。日本のウイスキーの父と言われている竹鶴政孝も、スコットランドへウイスキーを習得するために長時間の船旅をされていますが、今では船はレジャー的要素が大きくなり、観光やちょっと贅沢な旅をしたい時に利用される事が多いのではないでしょうか。

船には心に余裕を持たせたり、遊び心を満喫させる不思議な魅力があると思います。私も若かりし頃、社内にヨット部を作って、後輩の所有しているディンギーを武器に、色々な人をお誘いして楽しんでいたこともありました。

7〜8年前に「飛鳥」という大型客船に乗り、金沢から函館の一泊二日の旅を経験したことがあります。船上セミナーという仕事で乗船したので、料金がどのくらいかは知りませんでしたが、プレミアム価格だったでしょう。この「飛鳥」という船に当時の私は度肝を抜かされました。船内がまるでホテルのようでフロントがあり、エレベーターがあり、船上にはテニスコートやプールとまさに海に浮かぶデラックスホテルです。その時に乗船されていたお客様は、ほとんどシニア層で、仕事をリタイアされたご夫婦も多くおられました。私も老後にはもう一度乗りたいと強く思ったことを覚えています。

一方、船本来の役割である輸送機能も忘れてはなりません。旅客機が発着しない島への交通手段として利用されていますし、当社のビジネスにも大いに貢献しています。どんなビジネスかというとワインやウイスキー等の輸入業務です。出航してから1ヶ月以上時間がかかる地域もありますが、飛行機を使うのは鮮度が大切なボージョレ・ヌーヴォーぐらいで、輸入品のほとんどは船便です。船便は航空便と比べればはるかに割安ですが、注文してから届くまでに時間がかかるため、需給予測を誤ると品切れしたり、在庫過剰になったりします。また、台風や気象条件の悪化により遅延することもあります。

そういえば以前ワイン事業の仕事をしていた時に、輸入ワインを品切れにさせてしまい、お客様にご迷惑をおかけしたことを思い出してしまいました。何事も楽しい思い出があれば、つらい思い出もあるものですね。

(所長)


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