渋谷から宮益坂を登って行くと
今週末、以前にこのブログでも紹介しましたが、中学校の同窓会があります。私の出身は渋谷区笹塚なので、笹塚中学の同窓会ですが、小学校、中学校と何かと渋谷に通っていた記憶があります。
自宅近くの中野通り沿いにあるバス停から渋谷行きのバスに乗り、NHK、渋谷公会堂、区役所、大盛堂書店、デパートに買物と親に連れられたり、友人と行ったり昔から自分のお気に入りの街でした。笹塚からですと、京王線で新宿の方が便利のようでしたが、新宿にはボーリング場やビリーヤード場、映画館といった遊びの場所といったイメージが強く、幼いながらもTPOをわきまえて、行く場所を決めていたような気がします。渋谷の街には私にとって遊びのイメージはなく、自分の幼少期の成長に大きく影響を与えた街といったところでしょうか。
その渋谷を経由して毎日通勤していますが、先日同じビルで働いているニッカ社の方から、会社から渋谷まで色んなルートで歩くと面白いよと言われました。けっこう距離はありますが、メタボ対策の一環としてたまには歩いてみようかと思い、時間のある時に歩いています。歩く時はたいてい日が暮れてからになるため、ついついネオン街の方向につられてしまいがちですが、本日は朝の顔を見てみました。
渋谷駅から宮益坂を登っていくと、左手に郵便局を発見。よく前を通っているのに、夜のネオンに目がくらんでか、今まで全く気が付きませんでした。宮益坂を登り終え、246号線沿いに歩いていくと意外に多いのがクリニック。そしてマッサージやエステ店がチラホラと。きっと体を張って頑張っている人が多いんだなー。
そして、左手に国連大学、右手には青山学院大学。ふと考えてみると、ここは学生街でもあるんだと気が付きました。しかし、学生街と言えば下宿用のアパート、雀荘、めしやが三種の神器と思っていましたが、ここにはどれも見当たりません。以前はどうだったか知りませんが、それが全く違和感を感じさせないのもこの街の特徴なのでしょうか。
ちょっと見ただけでも、渋谷の街には色んな顔があるんです。私自身、見ているようで何も見ていないんだと深く反省しました。今まで仕事柄、最短距離でスピード最優先を目指していましたが、ちょっとした余裕、寄り道も大事であることを改めて感じることができた朝でした。
(所長)
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