デザイン週間
先週ハナコからの情報で、ここ青山の近くで世界のデザイナー、クリエーター、企業等の作品が終結したデザイン関係のイベントが行なわれると耳にしました。ハピ研の所長としては、これははずせないぞと思いながらも、デザインに関してほとんど見識もなく不安を感じながら行ってまいりました。
10月31日から11月4日までのイベントが二つ。一つは明治神宮外苑で行なわれた「東京デザイナーズウィーク2007」、もう一つは国立競技場で行なわれた「デザインタイド」です。どちらのイベントもさまざまなデザインの商品が展示、販売されているもので、私の生活サイクルにはあまりなじまないものだと思っていました。まず夕刻に「東京デザイナーズウィーク2007」に行きました。以前仕事柄よく顔を出していた「フーデックス」(世界の食品と飲料のトレードショー)と比べると、規模は大きくありませんが、来場されている方は国際色豊かであり、特にセンスの良さそうな若者が多数集まっていました。
最初に入ったのが、ドイツなどヨーロッパのファッションアクセサリーやインテリアなどが展示されている会場。目にも鮮やかな作品が並んでいます。やはり私の感性にはなじまないかなと思いつつも、会場のすべてのブースを見学。次に入ったのが日本全国の伝統的な作品が並んでいる会場。全国各地の地域ごとの伝統的な技術や素材を活かした作品は、身近なものが多く、私にとってもわかりやすく興味深いものでした。椅子や茶室やめがねそして「レンジでひもの」といった食品までもあり、それぞれの地域での取組みが大変面白かったです。
そして次は一番広い中央会場です。ここは国内外のデザイナーやクリエーター、企業が集まり、作品の展示、販売、そして商談をする広場です。来場者の中に知り合いを見つけ、談笑しながら好奇の目で鑑賞しているうちに、のども乾き中央付近にあるカフェでスーパードライをゴクリ、さー元気を出して次は屋外会場です。知り合いとも別れ、少し温まった体でやや肌寒い屋外へ。屋外会場には、企業の出展と学生作品展があります。企業出展コーナーの中には、自分の影を用いてデザイン画像を作るといったものがあり、体験させていただきましたが、自分でもあまり理解できないうちに作品が出来上がり、戸惑ってしまいました。
2階に上がるところにも屋外カフェを発見。ここを上がっていくと、学生作品展です。「地球環境に配慮した公園に設置する、ストリートファニチャー」というテーマをもとに、楽しい作品が約50校ほど展示されています。
そうこうしているうちに、夜も更けてゆき国立競技場にある「デザインタイド」に行く時間がなくなってしまいました。後日「デザインタイド」にも行き、デザインに対する見識を少しは深められたと思っていますが、最初はなじめないと思い込んでいた自分が、作品を鑑賞しているうちに「これはいまひとつだな」とか「これはなかなかセンスがいいね」など心の中ではデザイナー気分になっているのに気がつき、思わず顔を赤らめてしまいました。
(所長)
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