今年のヒット商品は・・・
今年も11月を迎え、残りわずか2ヶ月となりました。年末に向け世の中も徐々にあわただしくなってきますが、そろそろ騒がれ始めるのが今年のヒット商品の話題です。ハピ研の所長になってからは、特に流行りやトレンドに敏感になろうと、話題の商品やスポットにはできる限り自分自身で触れてみようとしています。「ビリーザブートキャンプ」「脳内メーカー」「電子マネー」「ワンセグ携帯」「∞プチプチ」・・・頭の中に浮かぶだけでもけっこうあるものです。また「サンプルラボ」「東京ミッドタウン」「マックカフェ」・・・というスポットにも顔を出してきました。
当社ではおかげさまで、糖質ゼロの発泡酒「スタイルフリー」やカゴメ?との共同開発した低アルコール飲料「トマーテ」などが話題を集め、売上も好調に推移しております。また、10月23日に新発売いたしました大麦由来原料99.9%使用した新ジャンル「あじわい」についても、出足から好調に推移しております。
PRはこの辺までにします(失礼しました)が、私が一番気になっていた商品は、身近ですぐ手に入りやすいものだったのですが、随分時間が経ってからようやく先日手に入れることができました。その名は「フリクションボール」。皆さんはご存知だと思いますが、文字が消せるボールペンということで、爆発的な人気を集め一時期品薄になったと言われています。私もスーパーの文具売り場へ行った時に品切れでしたが、どうせすぐに手に入るだろうと思ったまま、購入する機会を失っていました。文具はほとんど事務所内にあるため、わざわざ文具店に寄る機会がなかったのがその原因だと思います。すっかり頭の中では「フリクションボール」の存在を忘れていたようでしたが、ある雑誌の記事の中で見つけ、あの時の欲求が再び湧き出てきたため近所のスーパーで購入しました。
何が気になるかというと、消しゴムでこすって消すのではなく、ペンの逆側に付随している硬いゴムのような部分でこすり、その摩擦熱によってインクが透明になって見えなくなるということに興味を引きつけられたのです。こういうことは一度自分で体験しないと気がすみません。
まず、書いてみます。
そしてこすって消してみます。何度か文字の上を往復するにつれ、だんだん色が薄くなります。
思った以上にきれいに消えます。これはけっこう面白い。実用的レベルで十分使えます。
その後他のものでこすったり色々実験をしましたが、摩擦熱が発生しやすいものであれば問題なく消えるようです。消しカスが出ないのは非常に便利であり、これからも日常的に使われることが多くなってきそうです。
インクが透明になるということは、インク自体まだ存在しているはず。何とか復活させることはできないだろうか、と疑問が湧いてきます。熱で消えるのであれば、冷やせば復活するのではと単純に思い、冷凍室にあるドライアイスに接触させて少し時間を置くと、わずかでありますが文字が復活してきました。
元通りとはいかないまでも、はっきり何が書いてあったかは確認できるほどの復活振りです。これは何かに使えそうです。そうこう考えているうちにいつの間にか童心に戻って、久々に湧き出る自分の好奇心を頼もしく思ってしまいました。
(所長)
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