ある休日のバーベキュー
10月の三連休、世間では運動会シーズンということもありにぎやかでしたが、地元では運動会は春に開催されるためひっそり。子供は友達の中学の文化祭へ妻と一緒にお出掛け。私としては久しぶりに一人で伸び伸びとしようかと思いましたが、元来あまりじっとしていることが苦手な性格のため、子供の同級生のお父さん達とバーベキューをすることになりました。
我が家に近所の方や子供の同級生の家族を招いて、ホームパーティーをすることはありますが、バーベキューのように屋外でワイワイできるスペースがないので、子供の同級生のお宅にお邪魔することになりました。自宅から徒歩5〜6分のところにあるお宅へ親父三人集合し、皆でバーベキューの材料の買出しにスーパーへ移動。男同士の買物は何か違和感を感じてしまいますが、お肉、お魚、野菜、そしてビールは今日の気分で「プライムタイム」を購入し無事帰宅。庭が羨ましいほど広いお宅では、事前にテントを張って準備をされており、もう本格的なバーベキューの雰囲気がそこにはありました。お父さんのお一人は、ボーイスカウト出身ということもあり、調理はほとんどお任せ状態で私はひたすら飲み専門。まだお昼なのにご機嫌模様。Macから流れるミッシェル・ポルナレフ(年代を感じさせる)を聞きながら、楽しい会話が弾みます。
そのうちそれぞれのご家族も加わって盛り上がっていく中、私は家にほったらかした愛犬のことが気になり、様子を見るために自宅へ戻りました。実は家を出て来る時に、愛犬がぐたっとしていたことが気になっていたのです。家に戻ると相変わらず元気のない愛犬。かごの扉を開けても出てきません。ソファーに横になりながら相手をしているうちに、酔いも回りいつの間にやらうとうとと・・・。携帯電話で目が覚め、あわてて愛犬とともに先ほどのお宅へ。皆さんにご心配をかけてしまい、申し訳なかったのですが、愛犬は私以外の人間には元気に反応し、一安心。単に私との相性が悪いだけなんでしょう。
気がつけば、ブランデーや梅酒とお酒もたらふくご馳走になり、我が肝臓にとっては思ってもいなかった忙しい日になったようです。日が沈み、辺りも暗くなり、そろそろお開きの時間がきました。皆で簡単に片付けを済まし、心残りではありますがこれで解散。後片付けが大変そうだなと気にしつつも、ほろ酔いのいい気分で、元気になった愛犬と仲良く家路に着きました。
(所長)
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