ORIGAMI 〈オリガミ〉
子供の頃は家に折り紙のストックが沢山あった気がします。無地で色鉛筆くらいカラーバリエーションがあるもの、日本古来の柄のもの、和紙のもの、キャラクター柄のもの。何枚か同じ色や同じ柄の折り紙があるときは1枚ずつストックして、残りは鶴やかぶとや舟など折って、飽きるまで量産(?)していた記憶があります。
近々インドの人に手紙を送るので、何か面白い物をプレゼントしたいと思い久しぶりに作ってみました。実は「ORIGAMI(おりがみ)」は世界の共通語になっており、日本起源説まである、日本人の誇るべき伝統文化。インドでも折り紙は流行っているそうです。
さっそく『博士の折り紙夢BOOK』という本で何を折るか検討。「鶴じゃあつまらないなぁ。でも飛行機も簡単すぎるし、かといってピラニアなんてインドにいないだろうし・・・」と、悩んだ結果、目に付いた「まき貝」を試しに折ってみることにしました。
会社にあった少し汚れて使わなかったA4の色紙を正方形に切り、本の説明どおりに山折り、谷折り、つまんだり、引っ張ったり。うなりながら悪戦苦闘。頭と指が結構疲れて、やっと完成。思わず小さい声で「できた!」と発してしまいましたが、どうも想像していたものと違う。もっとも、完成品の写真が本に掲載されていないので、こんな感じかも知れませんが・・・
「鶴なんて」と思っていましたが、まき貝が上手く折れなかったので、試しに鶴を折ってみました。ところが子供の頃あれほど鶴を量産していたにも関わらず、意外と折り方すら覚えていないものです。これもまた本を見ながら一所懸命折って、羽を広げ胴体部分にプゥ〜ッと息を吹き入れても、思ったような仕上りになりませんでした。鶴すらまともに折れない!!
「あらら」と少し悲しい気持ちになりながらも、もっと色々なものを折って人に自慢できるくらいになりたいという意欲がわいてきました。まずはコピー用紙の切れ端ではなくて、キレイな折り紙を仕入れにいってきます。
(ぶらりあん)
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