ひやおろし
タイトルを見て、あ!と思われた方。かなりのお酒好きですね。
先週の金曜日、勉強会で知り合った方からご紹介いただいた、日本酒の試飲会「日本酒天国2007」に参加して参りました。この試飲会は、日本名門酒会の主催で、毎年この時期に開催される日本酒の祭典です。加盟の酒蔵元50蔵以上がブース出展し、提供される約300種類のお酒が試飲できるというイベントで、日本酒の奥深さを体感することができます。
この試飲会の素敵なところは、会場入り口で、「お酒の手帳」という銘柄一覧リストと一緒に渡される折り詰めのお弁当です。お酒にとっても合う、酒肴が懐石料理の様に何種類も入っています。お酒を飲む前の腹ごしらえといったところですが、利き酒用のおちょこを並べることもできるので、試飲をしながらお酒と酒肴のハーモニーを味わうこともできます。
会場に入ると、参加者のすごい熱気です。1000人は余裕で収容可能な広さの会場には、各県、各酒蔵のブースが並びまさに日本酒天国。口直し用のお水をいただくと、早速、全国各地の蔵元のお酒を堪能することにしました。
今年のおすすめは、タイトルにもある、ひやおろしと、お燗酒、そして、和りきゅうる&あま酒でした。
まず、ひやおろし。これは、この時期しか飲めないと言われている季節物の日本酒です。日本酒は、冬に仕込まれ、春先に新酒となりますが、これを火入れし、夏の間ひんやりとした酒蔵で熟成を行うと、熟成したまろやかなお酒になります。これを、今時分に2度目の火入れをせずに生で出荷したものが、「ひやおろし」です。秋の味覚にぴったりあった、豊潤な味わいが楽しめます。実際飲んでみましたが、ソフトでまろやかで、と〜っても美味しかったです。
次に、おすすめコーナーにあったのが、お燗酒。少し肌寒くなってきた今の季節にぴったりですね。お燗酒は、錫の容器でお燗をすると美味しいそうですが、今回は、簡単に湯煎でお燗ができるグッズがたくさん紹介されていました。陶器のデザインもおしゃれで、これからの季節、鍋でもつつきながら飲んだら、「く〜っ、もうたまりません!」となりそうです。ちなみに、このお燗グッズがあれば「夫婦円満間違いなし」とのこと。最近、お仕事にかまけてばかりいて、奥さんに見放されている方は、是非お試しあれ。(おっと、人ごとではありません。私も必要でした・・・)
最後は、和りきゅうるとあま酒。最近、ファンが増えているといわれる梅酒。今回のブースでは、変わっ果実酒も含めて紹介がありました。また、米麹100%のあま酒も紹介されていました。酒粕で作った通常のあま酒にはない、豊潤さが魅力の様です。
最近、若者がお酒を飲まなくなったといわれていますが、今回の会場には20代と思しき方が、数多く見られ、酒類業界に勤める者としては、ほっと胸をなでおろした次第です。
やはり、美味しく、楽しい酒文化を誠意を持ってお客様にお伝えする。そういった取り組みが今後は一層大切になっていくと考えられます。いろんな意味で、日本酒の多彩さ、楽しさ、素晴らしさ、美味しさを経験することができた貴重な一日でした。
※なお、本試飲会は予約制となっております。詳細は、日本名門酒会のHPをご参照下さい。
(Dr.たま)
川越の秋祭り
特にお祭り好きというわけではないのですが、日曜日に川越まつりに行って来ました。週末は出張帰りでもあり、当初はテレビでも見ながらゆっくり過ごす日曜日の午後のはずでしたが、中学1年の娘が同級生からお誘いのメールを受けたため、状況は変わってきました。
中学1年の女の子同士でお祭りに行くということでしたが、西武新宿線の終点本川越駅は東村山駅から30分ほどかかります。また、時間も午後5時過ぎに出発するとのことで、帰りも遅くなりそう。妻からは、行くならあなたも一緒について行ってあげたら、とやや心配気味。私としても、川越まつりがどんなお祭りか、ましてや川越さえ良く知らないため、女の子が二人で夜のお祭りに行って、また夜道を帰って来るのは、甚だ危険ではないかと思い、重い腰を上げようとしました。しかし、娘も友だちと一緒に行くのに自分の父親がついて来るのは、きっと嫌がるだろうと思い、どう言ったらいいか悩みましたが、率直に「俺も一緒に行っていいだろ」と娘に言うと意外にも「OK」。一緒に行く子も家に何度か遊びに来ていて、私も知っていることもあり、娘としても「しょうがないか」といったところか。子供達だけと一緒に外出するのは久しぶりだったこと、そしてやや緊張感もあったのか、切符売り場では子供料金で買おうとしてしまう始末。娘の指摘でようやく気が着き、電車に乗って約30分、本川越駅に到着。駅前から思いもよらないほどの人の数。駅前のロータリーには山車やお神輿や人、人、人。
こんなに大きなお祭りだとは露知らず、所狭しと並んでいる夜店の数の多さに圧倒されつつ3人、はぐれないように夜店を回り、じゃがいもバター、チョコバナナと食べ歩き。今日は特別と娘に言われ、私はスーパードライの生を気持ち良く飲み干し、いい気分。娘の財布代わりにされても腹も立たず、川越駅に向かう商店街を練り歩く。突然大きな山車が登場。皆、山車を避けながら、満員電車状態で移動をしています。川越まつりは、川越駅から北上して札の辻辺りまでの広い範囲で催されています。このお祭りの最大の見所は、「曵っかわせ」という山車がすれ違う時にお互いの山車を正面に向けて、囃子の儀礼打ちを行います。踊り手や囃子方への曵き手の声援がどよめいて、見物人も大変盛り上がります。しかし我々は、本川越から川越駅間の短い区間の夜店の買い食いが目当てだったので、本来のお祭りの迫力や熱気にはあまり触れず、夜店の雰囲気を堪能していました。夜店で買い食いしているうちにお腹も程よく満足し、時間も午後7時を回ったところでそろそろ帰路へ。娘達のボディーガード役であることも忘れ、酔いの気持ち良さと娘とのコミュニケーションを図れたこともあり満足感に満たされました。娘からは帰ってから食べるりんご飴と母親へのプレゼントまで買わされましたが、仲良く帰ることができました。
最近反抗期であったり、難しい年頃でよくぶつかり合う事もありますが、子供に変に気を遣うことなく、本音で正面から話をすることが大切だと改めて思いました。とは言うものの、果たしていつまでこのコミュニケーションを維持できるのか。帰り道で娘から言われた「パパと一緒で楽しかったよ」を励みにこれからも頑張りますか。
(所長)
余白と余裕。
ハピ研にやってきて一ヶ月が過ぎました 。毎日毎日目からウロコの環境の中で、新しい言葉や情報にぶつかりながら、せめて意味はわからなくても全部聞き取るぞ、資料も本も読むぞ、と、私なりにとにかく必死に詰め込んでいます。
そんな私は今、日々ハピ研の先輩サザエさんについて学んでいるのですが・・・。そんな中、ふと気がついたことがあります。サザエさんのノートの使い方です。
サザエさんはちょっと大きめなノートのページを半分に折ってそのページの左側にだけメモをとるのです。右側は空白のまま。でもあるとき(後日)、過去のページの右側が埋まっているのを見ました。お!そっかー。その余白で、出会った新しい情報をさらに拡げているのか!その余白はサザエさんのクリエイティブな『場所』だったわけです。さすが!
いっぽう私と言えば・・・。え?書き込みすぎですか?
でも、正直言うと、ほんと書き込みすぎで、自分でもわけわからなくなって、読み返すと読み返すだけ混乱してます(泣)。(ちなみに、赤字で書いているのは、新しく出合った言葉、調べようと思う言葉をピックアップしたもの。)
つまりパンパンにしていては、ひろがらないのですね。なにごとにも余裕が必要なのですね。
ということで、私も考えました。というか、真似をすることにしました、ええ、余裕を持つぞ、と。ま、このサイズのノートだったら、本来は、バンと開いて、左のページ全体をそのとき得た情報の記録にあて、そして右のページをそこから展開していくアイデアを書く場所として空けておくということもできるんですが・・・。そんなもったいない使い方はまだ勇気がなくて(だって高かったんだもーん)、各ページの右側1/3を残して、それから行間をたっぷりあけて、書き込むことからはじめました。そうすると、不思議です、そんな空白があることで新しく得た情報についてちょっと考えるようになりました。プチ脳内編集活動。
さて、10月も半ばすぎました。外に出かけるのにはいい季節ですし、芸術の秋!食欲の秋!ですね。私も今月は『ステキ』を探しにあちこちに出かけています。もし!『芸術方面はちょっと・・・』なんて億劫がっている人がいたら、そんなこと言わずとりあえず街に出て、試しにたとえば一番近い場所にある美術館まで行ってみてはどうでしょう?で、面白かったら、面白かったー!と友達や家族に話せばいいし、つまんなかったりわかんなかったら『なんか残念!』と思えばいい。そんな軽い気持ちで、あっちやこっち、あれやこれやに触れてみてはどうでしょうか。そう、風船をふくらませるときのように、タテ・ヨコ・ナナメ・右・左と感性を引っ張っておけば、きっと大きくふくらむはず、そんなことを思ってみたりするのでした。(ハナコ)
東京での再会
先日、私が仙台に勤務していた頃、学生アルバイトで当社に働いていた人と東京で再会しました。仙台勤務時代、私のいた部署では、飲食店のメニューやポスター等を作成するために学生アルバイトをPOPクリエイターとして雇っておりました。毎年大学を卒業すると、後輩を紹介してもらいながら、過去4年ぐらい続いています。いわば当社の営業担当者にとって、縁の下の力持ち的な存在です。次から次へと営業担当者からの注文を、当社の販促担当者が彼らアルバイトにPOP作成業務として振り分けます。そして彼らは素晴らしい製作物に仕上げていきます。そういった仲間と、就職してから再会するのは、その人の成長も見られ、大変嬉しいことです。
今年の3月大学を卒業し、東京の広告代理店に勤めている彼女とは、私も4月に東京へ転勤になったこともあり、是非再会しようと思っていました。当社の人事異動は通常9月がメインですが、今年の9月に私の仙台での元部下が東京に転勤することになり、またアルバイトだった彼女の大学の先輩ということもあったので、歓迎会を兼ねて夜久々に会うことになりました。場所は、彼女の勤務先の近くの居酒屋です。仙台の魚料理はもちろんおいしいですが、このお店の刺身も絶品でした。
ちょっと会っていないうちに、随分大人になった彼女は先に来て待っていました。さすが、社会人。アルバイトをしていた頃から広告代理店を目指していた彼女は、実際希望が叶い、生き生きと仕事をしている様子が話の端々に感じられます。岩手で生まれ、仙台の大学を出て、初めての東京生活ですが、すっかり馴染んでいました。話は途切れることなくあっという間に時間が過ぎ、またの再会を約束して、それぞれ帰路に向かいました。
入社一年目の10月、私は大阪に配属され、右も左もわからず仕事も十分理解しないで、先輩方の後をついて歩いたことを思い出しながら、随分自分は頼りなかったなと思わず反省してしまいました。でも若いって本当に羨ましいですね。
(所長)
2度目の夏休み
今月の第1週目、贅沢にも2回目の夏休みを取りましてハワイ旅行に行ってきました。少し前から夏バテだったのか体調不良が続いていて、出発当日も病院に行ってから成田空港に向かいました。なので、多少の不安はあったものの、半年以上流れに流れていた海外旅行、「行けないよりはマシ!」と思っていたので、何の迷いも無く出発しました。
今回の旅行は出発の4日前に予約をしたせいもあり、全く何の予定も立てておらず「ゆっくりしよう。」をテーマに旅立ったのですが、ホテルにチェックインした直後には海へ。体調不良だったことが嘘のように元気になり、毎日毎日、朝から夕方まで海とプール、その後は夕食も兼ねてお買物。やはり、かなりアクティブに動いた旅になりました。性格上「ゆっくり」と言うのは無理のようです。サーフィンデビュー??いや、仮デビューも果たせ、思う存分遊んできました。
食欲も出発前とは嘘のよう。到着早々に湧いてきて、本場のロコモコにボリュームたっぷりのハンバーガー、ハワイに行くと必ず朝食を食べにいくパンケーキなど、日本食が恋しくなることもなく、むしろ、まだまだ食べたりないくらいでした。
そして最終日の夜は、着いた日に予約したワイキキビーチ沿いのホテルの最上階で、サンセットを眺めながらの夕食をすることに。サンセットの後はすばらしい夜景を眺めながら・・・。料理もステーキとロブスターをメインにコース料理を堪能し、とても素敵なディナーになりました。
この旅行で遅めではありますが、私の夏は終わりです。今年はいろいろな出来事があった夏でしたが楽しい旅行で締めくくることができたので、終わりよければ全てよし!!といった感じで、大満足の夏でした。
(秘書)
ある休日のバーベキュー
10月の三連休、世間では運動会シーズンということもありにぎやかでしたが、地元では運動会は春に開催されるためひっそり。子供は友達の中学の文化祭へ妻と一緒にお出掛け。私としては久しぶりに一人で伸び伸びとしようかと思いましたが、元来あまりじっとしていることが苦手な性格のため、子供の同級生のお父さん達とバーベキューをすることになりました。
我が家に近所の方や子供の同級生の家族を招いて、ホームパーティーをすることはありますが、バーベキューのように屋外でワイワイできるスペースがないので、子供の同級生のお宅にお邪魔することになりました。自宅から徒歩5〜6分のところにあるお宅へ親父三人集合し、皆でバーベキューの材料の買出しにスーパーへ移動。男同士の買物は何か違和感を感じてしまいますが、お肉、お魚、野菜、そしてビールは今日の気分で「プライムタイム」を購入し無事帰宅。庭が羨ましいほど広いお宅では、事前にテントを張って準備をされており、もう本格的なバーベキューの雰囲気がそこにはありました。お父さんのお一人は、ボーイスカウト出身ということもあり、調理はほとんどお任せ状態で私はひたすら飲み専門。まだお昼なのにご機嫌模様。Macから流れるミッシェル・ポルナレフ(年代を感じさせる)を聞きながら、楽しい会話が弾みます。
そのうちそれぞれのご家族も加わって盛り上がっていく中、私は家にほったらかした愛犬のことが気になり、様子を見るために自宅へ戻りました。実は家を出て来る時に、愛犬がぐたっとしていたことが気になっていたのです。家に戻ると相変わらず元気のない愛犬。かごの扉を開けても出てきません。ソファーに横になりながら相手をしているうちに、酔いも回りいつの間にやらうとうとと・・・。携帯電話で目が覚め、あわてて愛犬とともに先ほどのお宅へ。皆さんにご心配をかけてしまい、申し訳なかったのですが、愛犬は私以外の人間には元気に反応し、一安心。単に私との相性が悪いだけなんでしょう。
気がつけば、ブランデーや梅酒とお酒もたらふくご馳走になり、我が肝臓にとっては思ってもいなかった忙しい日になったようです。日が沈み、辺りも暗くなり、そろそろお開きの時間がきました。皆で簡単に片付けを済まし、心残りではありますがこれで解散。後片付けが大変そうだなと気にしつつも、ほろ酔いのいい気分で、元気になった愛犬と仲良く家路に着きました。
(所長)
取材の醍醐味 ライブ感♪
このところようやく涼しくなって秋らしくなってきましたね〜。アサヒビールにとって秋は「人事異動」の季節。というのも、売上げがピークになる8月がビール年度の最終月で、9月からの新体制に向けて大きめの人事異動があるのです。そこで9月20日のブログにあったように「ハナコ」がやってきたという訳。ハピ研としても念願の「増員」となり嬉しい限り。お仕事も、ハピ研の「毎週アンケート」「ハピプロインタビュー(略:ハピプロ)」は、サザエからハナコに引き継ぐことになりました。
これまで担当してきたものとしては、毎週アンケートは、4年間やってきたということもありやや寂しく、ハピプロは、色んなジャンルの人に、じかに会って刺激を受けられるという貴重な体験が出来ただけに、とても名残惜しい。(というか、かなりの役得・・) でも、ハナコは私の何十倍も「文化的素養」を備えた人物なので、ハピプロに登場する人物は今後益々おもしろくなると思いますよ♪是非お楽しみに!
ということで、ハピプロ担当として最後に、10月更新予定のハピプロネタについて少しだけ前フリ。売れっ子イラストレーターなのに、十数年間変わらず東京・吉祥寺の井の頭公園で路上アートを繰り広げている「キン・シオタニさん」!彼は「絵を描く」ことにまつわる色々な活動をしていますが、その中でも、彼が今、楽しんでいるのが「ドローイング シアター」。「絵を描くのがスピードが速い」という彼の特技の一つを生かして、描いている様子をプロジェクターなどで会場に映し出し、観客はイラストだけでなく「描く」ことのライブ感を楽しめるというもの。(写真・右端に写っているのがキンシオさん。10月後半のハピプロで詳しくどうぞ)
どんなものかって?どんな感じなのかは、↓こちらをご覧ください。
http://jp.youtube.com/watch?v=JvDop24renI
ちなみに、この絵も彼の作品ですが、絵の中に隠し文字のように「KYOKO」(←サザエの本名)という文字があるの、わかりますか?(ヒント:絵の上半分です) 取材ではじめましての挨拶が終わるか否かというタイミングで、いきなり「何か書くもの(紙)ある?」と聞かれて、思わず差し出したノートの1ページ。私の名前を聞き紙に「KYOKO」と書いたかと思えば、その文字からスラスラと線が引かれて、あっという間に作品が出来上がり! 思わず「すごいーーーっ!」と取材メンバー全員で歓声があがりましたよ! こういうライブ感を味わえるのは、まさに取材の醍醐味です。WEBでかなりの情報が収集が出来る昨今ですが、「人に会う」というライブに勝る刺激はやっぱり他にないと思います。ハピプロでは、そんなライブ感を読者の皆さんにも伝えて行けるといいですね。ということで、どうぞ、今後のハナコにご期待くださいませ!
(サザエ)
やさしさをつくる。やさしさでささえる。
今回は、ハピ研勤務初めての飛行機での出張で、香川県観音寺にあります「ユニ・チャーム株式会社」様のグローバル開発本部テクニカルセンターにサザエとハナコと共にお伺いしました。メインテーマはサザエの研究発表の講演だったのですが、私も便乗してご挨拶をさせていただきました。朝まだ早い羽田空港で、保安検査場を通り搭乗口に向かう途中、本日の行先であるユニ・チャーム様の看板を発見。
冒頭の表題であります「やさしさをつくる。やさしさでささえる。」は、まさにユニ・チャーム様が目指されるサスティナビリティなのです。朝一番にパッと目に入って来るなんて、これも何かの縁であろうと思いつつ、この出張の幸先のいいスタートがきれた、と幸せな気持ちになりました。
香川と言えば讃岐うどん。高松空港到着後、まずは講演までの腹ごしらえに地元で有名な釜上げ卵うどんを賞味。これぞ本場の味、だしを入れなくともおいしいうどんが、だしを入れると卵との絶妙なバランスでおいしさが増してきます。思わずうどん屋をもう一軒はしごしてしまいました。
ユニ・チャーム様に着き、講演をさせていただいた後、センター内を案内していただきました。業界が違うだけに、新たな発見だらけで驚きの連続でした。ユニ・チャーム様の物作りに対するこだわりや人の肌、心からの視点を大切にされていること等、大変勉強になりました。
また、観音寺には「銭形」という、これを見れば健康で長生きそしてお金に不自由しないと言われている名所があるとのこと。打合せ後、連れて行っていただきましたが、夕刻のため残念ながら周りが暗すぎて写真に撮れませんでした。しかし、肉眼でははっきり「寛永通宝」と書かれた砂絵を見てきました。山頂から見ると雄大で素晴らしいと思う一方、老婆心ながら管理するのは大変だろうなと思ってしまいます。
翌朝、観音寺を跡にして当社四国工場を見学するために伊予西条へ移動。伊予西条駅からタクシーで約10分で到着。朝9時30分ということもあって、まだお客様はいらっしゃいませんでした。四国工場の見学は、一般の方何人からでも前日までに電話でご予約すると申し込めます。ご案内時間は、午前9時30分から午後3時までとなります。当社の工場の中ではコンパクトな規模ですが、全体がわかりやすくバリアフリー設備も完備されています。当然ビールの試飲もできますので、来年10周年を迎える四国工場へ皆様のご来場をお待ちしております。但し、ビールの試飲をされる方は、お車でのご来場はお控え下さい。
PRはこの辺にして、伊予西条から松山へ移動。松山空港の離陸時間まで松山市内を市場視察。
松山城、道後温泉といった名所を視察しながら昼食は地元で人気のある鯛めし。食の文化にも触れる事のできた四国一泊の出張でした。
(所長)
ORIGAMI 〈オリガミ〉
子供の頃は家に折り紙のストックが沢山あった気がします。無地で色鉛筆くらいカラーバリエーションがあるもの、日本古来の柄のもの、和紙のもの、キャラクター柄のもの。何枚か同じ色や同じ柄の折り紙があるときは1枚ずつストックして、残りは鶴やかぶとや舟など折って、飽きるまで量産(?)していた記憶があります。
近々インドの人に手紙を送るので、何か面白い物をプレゼントしたいと思い久しぶりに作ってみました。実は「ORIGAMI(おりがみ)」は世界の共通語になっており、日本起源説まである、日本人の誇るべき伝統文化。インドでも折り紙は流行っているそうです。
さっそく『博士の折り紙夢BOOK』という本で何を折るか検討。「鶴じゃあつまらないなぁ。でも飛行機も簡単すぎるし、かといってピラニアなんてインドにいないだろうし・・・」と、悩んだ結果、目に付いた「まき貝」を試しに折ってみることにしました。
会社にあった少し汚れて使わなかったA4の色紙を正方形に切り、本の説明どおりに山折り、谷折り、つまんだり、引っ張ったり。うなりながら悪戦苦闘。頭と指が結構疲れて、やっと完成。思わず小さい声で「できた!」と発してしまいましたが、どうも想像していたものと違う。もっとも、完成品の写真が本に掲載されていないので、こんな感じかも知れませんが・・・
「鶴なんて」と思っていましたが、まき貝が上手く折れなかったので、試しに鶴を折ってみました。ところが子供の頃あれほど鶴を量産していたにも関わらず、意外と折り方すら覚えていないものです。これもまた本を見ながら一所懸命折って、羽を広げ胴体部分にプゥ〜ッと息を吹き入れても、思ったような仕上りになりませんでした。鶴すらまともに折れない!!
「あらら」と少し悲しい気持ちになりながらも、もっと色々なものを折って人に自慢できるくらいになりたいという意欲がわいてきました。まずはコピー用紙の切れ端ではなくて、キレイな折り紙を仕入れにいってきます。
(ぶらりあん)
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