野外フェスティバルでみたもの。
昨日↓の所長のブログに引き続き、野外イベントネタです。三連休の二日目、京都音楽博覧会(http://www.kyotoonpaku.net/)を見に行って気ました。そこで見た活動をご紹介します。
ここ数年、こういった野外フェス系の会場や、そもそもそのコンセプト段階で見られるようになったのが、ECOとの関わりや環境関連NPOとのコラボ。ミュージシャンの小林武史、桜井和寿、坂本龍一らの『ap bank』もそもそもが環境を考える取り組みから生まれたもので、中心となる考え『エコ・レゾ』(http://www.apbank.jp/ecoreso/)を『ap bank』野外フェスの実施時に展開しています。また、池上本門寺で毎年行われる『Slow Life,Slow Music』という野外フェスでは使用する電力は風力発電のもので、また『green bird』(http://greenbird.jp/)といったNPOのカッコイイ若者集団が当日のゴミの回収に参画しています。
で、今回の京都音楽博覧会ですが、なんと、飲食コーナーの片隅のテントで、ジュースのコップ洗ってました!こっちでは皿拭いてます!
つまり、会場から出るゴミを極力少なくするため、会場内に設営された10数店の(ロハースな感じの)飲食店の皿やコップをすべて統一し、使用後は決められた場所で回収、そして洗ってまた使う。つまり、Re-useしてるんですねー!普通の飲食店では当然のことですケド、こういうの野外イベントで見たのははじめてです。
この『統一した食器の貸し出し』ならびに『洗う作業』を一手に引き受けてやっているのが『国際青年環境NGO・A SEED JAPAN』(http://www.aseed.org/)という団体。この団体は主に関西地区を中心にさまざまな環境への取り組みをしているのですが、特にこういった野外フェスに『ゴミゼロナビゲーション』(http://www.gomizero.org/)という活動で参画しているようです。いやー、でも暑い中、ひたすら洗って(スタッフの方に聞いたら洗浄機では90度のお湯使っているそう)乾かして拭いて。すごいなー、と感心しました。さすがにその姿を見ると、きれいに残さずに食べよう、とあたりまえのことを思います。また、このフェスでは入場時、プログラム代わりにタイムスケジュールが印刷されたポリ袋(ゴミ袋)を一人一枚づつ渡されました。参加者は、これを受け取ると同時に、自分の出したゴミはもって帰ってね、という主催者側のメッセージを受け取ることになるんですね。彼らのポリシーにも『イベント参加者全員がゴミ削減に協力しあうこと、そして日常のライフスタイルの中に「環境保全への配慮」が浸透するきっかけになること』とあります。なるほどなるほど。なかなか勉強になりました。
で、肝心のライブですが、途中、2度ほど不意打ちの土砂降りにあいズブ濡れにもなりましたが、世界中の音楽が聴けてとてもよかったです。会場も大盛り上がり!特にCoccoと、ルーマニアのジプシー系音楽集団(12人のおじさんグループ/そもそもこの人たちの演奏が見たくて京都まで行った!)が、演奏の技術もなにもかも突き抜けていてカッコよかったなぁ。雨の中ですら踊りだしたくなる、音楽っていいなー、ライブっていいなー、と再確認しました。
ただ、開演前、『さてさて。音楽聞く前にお清めの一杯いっとくかなー』と売店に出向いたのですが、『本日はアルコールは販売してないんです』、と・・・。ビックラ仰天、思わず『ええーっ、な、ないんですかぁぁぁぁ』とのけぞってしまったのでした。(ハナコ)
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