我が家に新しい家族が誕生?
この夏より、我が家には新しい家族が増えました。かと言って私もこの年ですから二世誕生ってわけではありません。世に流行っているペットブームが我が家にも訪れてきたというわけです。
この犬、名は「クリン」種類はチワワ。生後2ヶ月半のまだ赤ちゃんです。この家に来てまだ5日目。長年の1:2(妻・娘)の戦いの勝者として我が家に迎え入れられた犬です。名前の由来は、娘が白くて小さい犬の体から、「白」→「清潔」→「クリーン」→「クリン」と連想して名付けたものと思われる。
私自身は、当初よりペットを飼うことについては禁止をしておりました。幼少の頃、飼っていたドーベルマンが交通事故で亡くなったこともありましたが、自分達の生活が拘束されることにもなり、二人の攻撃にも頑として撥ねつけておりました。特に娘には、まだ小学生だったこともあり、可愛いだけでは飼育することはできない事、命や他人を思いやる気持ちの大切さがわからなければ、ペットを不幸にする事など話をし、諦めさせておりました。しかし、単身生活が4年以上も続くと、女性だけの家族は物騒でもあり、番犬用にであればありかな、と思うようになったのも事実でした。この4月、娘が中学生になったと同時にタイミング良く東京へ転勤、単身も解消したことで、またもやペットを飼いたい攻撃の再開。今回は妻と娘の連携プレーも鮮やかに決まり、敢え無くパパ撃沈。娘も中学生となり、しっかりしてきたし、一人っ子なのでペットを育てることもいい勉強になるだろう。そもそも少子高齢化を迎えている現在、娘の同級生を見ても一人っ子の多いのには、あきれるぐらいである。兄弟がいない分ペットの存在が大きくなっているのかとも思ったりする。あれだけ頑なに反対していたのに、だんだん反対理由が乏しくなった事もあるが、ポジティブに考えると今回は物分りのいいパパになったほうがよさそうと自分なりの判断の結果でした。いや、ちょっと待て。確か番犬ならばと思っていたはずなのに、犬の中で一番弱そうなチワワとはどういうことか・・・。まー、私が番犬代わりになるんだろうな、と自分なりに納得。小さい室内犬はうっとうしいし、匂いも気になるし、躾はどうするといったことも、いざ飼ってしまうとすっかり消えてしまうものです。
娘は夏休みということもあり、毎日「クリン」と寝食をともにしている。そして、餌の準備や躾や世話についても、すべて自分が中心になってやるようになったことは、正直驚かされた。いつまで続くかはわからないが、娘の成長ぶりがこんな形で見えたのは、実に頼もしい限りである。しかしこの世話人、私にはけっこう厳しい。「クリン」はまだ小さいため、一日15分程度しか遊んではいけないとのことで、遅く帰る私にはなかなか触らせてくれません。なぜかこの週末を待ち遠しく思っている自分がこわい。
(所長)
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