100万人のキャンドルナイト
「キャンドルナイト」という言葉をご存知ですか?今年2007年で5年を迎えるプロジェクトで、省エネを通じて地球を考えるための「夏至の夜2時間だけ、電気を消してキャンドルライトで過ごしてみませんか?」というものです。2007年夏至のキャンドルナイトは6月22〜24日の午後8から10時です。正式には「100万人のキャンドルナイト」(http://www.candle-night.org/home.html)と言われますが、100万人どころか全国の数百万人が参加しているのです。このブログを読んでくださっている人の中にも参加者がいるかもしれませんね。
電気は私が言うまでもなく毎日の生活で欠かすことの出来ないもの。だけどそれを消してキャンドルの灯りだけになるとどうなるか?暗闇の中の優しい灯りは、人の気持ちを穏やかにして、面と向かっては言えないことが言えたり、苦手な人との距離が近くなったり。懐かしい友人を思い出したり、夜空を見上げてみたり、遠い国に思いを馳せたり・・・ちょっといつもとは違う気分になれるそうです。それに、夜に暗い灯りで過ごすのは人間の理にかなってますよね。電気のなかった時代の夜は真っ暗。暗くなるにつれて人間の体は徐々に眠る準備をするように出来ているんですから。
そう言えば、十数年前、パリに住む知人のアパートメントにお邪魔したのですが、日本と違って夜は間接照明の国。一つの小さな照明とたくさんのキャンドルの中で家庭料理を家族と一緒に優しい気分で頂いたことがあります。ヨーロッパでは「人が人らしく、夜を夜らしく過ごす習慣」が、ごく普通に行われているのかもしれないですね。単純な私はそれ以降、毎晩21時を過ぎると間接照明です(笑)。
さぁ、今年の夏至は電気を消して、皆さんそれぞれのキャンドルナイトを楽しんでみてはいかがでしょうか?まずは夏至に向けてキャンドルのご準備を!
(サザエ)
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