キビダンゴ
出張で岡山に行きました。出張前に「岡山土産といえば何かな?」と同僚や家族にきいたら、誰もが「キビダンゴ!」と即答。お土産はキビダンゴかなと思いながら出かけました。
岡山は20年前に団体旅行で行って以来で、後楽園で撮った写真はありますが、ほとんど記憶に残っていません。「キビダンゴといえば桃太郎だよね」と漠然と思いながら現地に着くと、街中に桃太郎!駅前の桃太郎さんの銅像から始まって、橋の欄干に猿やキジ。道路の名前は「桃太郎大通り」、ビルの名前にも「桃太郎」、ちょっとした看板にも・・・。徹底して桃太郎の街で、びっくりです。駅ビルが非常にキレイだったので、周辺も最近整備されたのだと思いますが、かすかに記憶している岡山より、「桃太郎」が多い気がしました。
仕事を終え、新幹線に乗る直前にホームのキオスクで「きびだんご」を購入。「あれ?あれれ?」どうも自分がずっと想像していたキビダンゴとは違う!「お腰につけたキビダンゴ」は、桃太郎さんの帯に携帯ストラップのようにぶら下がる串に刺さった団子三兄弟タイプを想像していました。でも買ったキビダンゴは柔らかくふわっとした求肥のお菓子。私の想像の中で、猿とキジと犬がおいしそうに食べていた大き目の団子とは違いました。単なる思い込みですが、これじゃ鬼退治するには少し小さいかな・・・。
帰ってから調べてみたら、吉備津神社の境内にある茶店でお茶請けに出したお菓子のようで、材料に黍(キビ)もちゃんと入っているんですね。鬼退治用ではなく、お茶請け用と聞いて納得しました。なので、私の想像の中の桃太郎さんは、未だに腰に団子三兄弟をぶら下げてます。(変な絵ですみません!)
(ぶらりあん)
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