第二のふるさとへ
先週末に、学会の発表会で関西学院大学に行ってまいりました。発表会の内容も素晴らしいものでしたが、私にとって関西学院大学は特別思い出深い学校です。
私は入社以来10年間大阪で勤務していました。入社当初は働けど働けど業績は上がらず、だけど元気だけは忘れず明るい毎日を過ごしていました。しかし、業績が悪いと周囲の雰囲気もどんよりとし、皆で何か元気になることをしたいと思っていました。そこに関西学院大学のラグビー部のOBが当社に入社したこともあってラグビー部を作りました。私自身高校の授業で経験したぐらいでしたが、もともと好きだったので、若い社員を中心に結成しました。その時そのOBの力もあったのか、よく関西学院大学のグランドに練習や試合に来たものでした。もう20年も前ですが・・・
学会の休憩時間にグランドを見に行ったのですが、昔利用させていただいたグランドは確認できませんでした。きっとこの20年の間に姿を変えてしまったのでしょう。特に大阪での後半の5年間は大変お世話になった場所でした。でも不思議とここに来ると昔のように元気が湧き上がってきました。学会の帰りに大阪でお客様との打合せがあり途中下車。この大阪では入社1年目の研修の時に担当していたのが梅田周辺。私に営業のイロハを教えていただいたのがここです。阪急東通り商店街。
初めて当社のビールに切り替えていただいた、当時流行していた風俗系の喫茶店は今はありませんが、新人当時飛び込みでよくお店を回ったものでした。怒られたり、脅されたり、諭されたり、当時のお特約店、業務用酒販店、料飲店には大変感謝しております。
商店街の雰囲気は、私の新人時代と変わっていません。見覚えのあるお店もポツリポツリあります。何か大阪での10年間の思い出が走馬灯のごとく浮かんでは消え、快い気分で新幹線の待つ駅へエレベーターに乗っていると「あんた、逆やで」と若いけどしっかりした女性の声。「えらい、すんまへん」現実に戻った私はすぐに右側に移動した。
(所長)
© Copyright HAPIKEN. All rights reserved.